知能機械工学科

ロボット創造工学

ロボット創造工学のねらい

 機械系技術者にとって実際に機械を設計・製作することは非常に意味のあることであり、その修得方法は重大な課題の一つといえます。 (ありていに言えば、機械製図、力学、材料力学、電気電子回路などなど、個々の教科は勉強することができても「モノづくり」における一連の過程として勉強することは非常に難しく、またそういった教科がないということです。)  そこで、本講義ではロボットコンテストを実施し、ある目的を持ったロボットの設計・製作を通じて、それらの向上及び、修得を目的としています。

レギュレーション

 ロボットのレギュレーションは以下の通り。
  • ロボット本体の寸法は、幅250mm以内、奥行き250mm以内、高さ2m以内
  • 本体重量は6.0kg以内
  • 製作総費用内
  • 動力源は指定の充電池1個
  • 操縦はBluetoothによる無線操作

競技内容

 競技種目は「玉入れ」です。

当初のルール
  • ボールステーション(フィールド右手前)から落下してくるボール(直径3cmのスーパーボール、赤・青・緑・黄・橙・紫の6色)を画像認識して、色の識別をする(色データが正しければ1点、間違っていれば0点)
  • 玉入れロボットに色データを送信
  • 玉入れロボットはボールステーションからボールを受け取る。
  • 画像処理からの色データに基づいて玉入れロボットが色別のバケツ(赤・青・緑・他の4種類)にボールを入れる。エリア毎に点数が異なる(エリアはフィールドの線で区切られている)。バケツに近いエリアから1点、2点、3点
  • 受信した色データと異なるバケツに入れた場合は0.2点。バケツに入らなかったら0点。
  • 自動で3分間、手動で2分間の計5分間

ロボットコンテスト

 ロボットコンテストは2025年2月14日にA7号館2階ものづくり実習室で開催され、7チーム7台のロボットが参加して行われました。
当日のルール
  • 自動操作は中止。手動で5分間
  • 画像処理は中止。玉を捕球できれば0.5点
  • どのエリアからでも玉がバケツに入れば2点。バケツに入った場合、ボールステーションで受け取った個数*0.1点
  • 球を発射することができれば0.7点。バケツに入らなければ0点。

F まつもと 釜揚げしらす 電王
エイト Clementia C.C

玉入れの結果

 ボールステーションからボールを受け取り(受け取れれば0.5点)、ボールを発射できれば0.7点、バケツに入れば2点(バケツに入った場合受け取ったボールの個数*0.1点)です。手動操作で5分間の競技時間です。

班名1回目
画像得点
1回目
玉入れ得点
1回目
残り時間
2回目
画像得点
2回目
玉入れ得点
2回目
残り時間
動画順位
F0.5060.00.50.744.04
まつもと0.500.00052.27
釜揚げしらす0.62.00.0000.02
エイト0.72.00.00.62.00.01
電王0.5025.0000.06
Clementia0.50127.0000.05
C.C0.50.7100.00.50.7180.03


優勝の「エイト」チームのメンバーとロボット



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