知能機械工学科

機械創造工学

機械創造工学のねらい

 機械系技術者にとって実際に機械を設計・製作することは非常に意味のあることであり、その修得方法は重大な課題の一つといえます。 (ありていに言えば、機械製図、力学、材料力学、電気電子回路などなど、個々の教科は勉強することができても「モノづくり」における一連の過程として勉強することは非常に難しく、またそういった教科がないということです。)  そこで、本講義ではロボットコンテストを実施し、ある目的を持ったロボットの設計・製作を通じて、それらの向上及び、修得を目的としています。

レギュレーション

 製作するロボットのサイズや重量、製作費などに12項目の規定を設けています。当然のことながら規定違反は失格となり、コンテストには参加できません。

競技内容

 競技種目は「玉入れ」と「綱引き」です。「玉入れ」はロボットの速度や操作性が要求されます。一方「綱引き」はロボットの力(牽引力)が要求され、速度と力という相反する要求をうまく取捨選択することでバランスのとれたロボットを設計・製作する必要があります。

ロボットコンテスト

 ロボットコンテストは2024年2月15日にC8号館1階メカトロニクス実験室で開催され、6チーム6台のロボットが参加して行われました。
すなけん ジン・ウォッカ Converse
ジョグ 0バイト 対策委員会

玉入れの結果

 4分間で棒の上に載ったゴルフボールを取り、フィールド中の穴に入れる点数を競います。赤い玉を中央の小さい穴に入れれば3点、他の場合は1つ入れる毎に1点です。同点の場合は、残り時間が多い方が上位です。

班名1回目
得点
1回目
残り時間
2回目
得点
2回目
残り時間
動画順位
すなけん00.00224.46
ジン・ウォッカ00.0752.21
Converse0197.62105.83
ジョグ0193.62107.02
0バイト0229.400.05
対策委員会169.2235.04

綱引きの結果

 2つのロボットが対戦し、中央の旗が倒れれば終了です。時間内に決着がつかない場合は、紐の中央の位置で判断します。3チームずつのAブロック・Bブロックで総当たりで綱引きをし、総当たりの勝敗で順位をつけます。上位2チームずつで決勝リーグを行います。ただし、Aブロック・Bブロックの対戦結果を引き継ぎます。

Aブロック

班名/班番号ジンすなけん動画ジョグ動画勝敗順位
ジン-×1勝1敗2
すなけん×-×0勝2敗3
ジョグ-2勝0敗1

Bブロック

班名/班番号0バイト対策動画Conv動画勝敗順位
0バイト-××0勝2敗3
対策委員会-×1勝1敗2
Converse-2勝0敗1

決勝リーグ

班名/班番号ジョグジンConv動画対策動画勝敗順位
ジョグ-×2勝1敗1
ジン・ウォッカ×-2勝1敗1
Converse×-2勝1敗1
対策委員会××× -0勝3敗4

総合成績

班名玉入れ綱引き総得点順位
ジン・ウォッカ65111
すなけん11.52.56
ジョグ55102
0バイト21.53.55
対策委員会3364
Converse4593

優勝の「ジン・ウォッカ」チームのメンバーとロボット



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