知能機械工学科

「ロボット知能化演習」ロボットコンテスト2021開催

ロボット知能化演習の課題

 ロボットものづくりの内、ロボット制御するソフトウエアに重きをおいた演習です。アクリル製の直方体の筐体で、2個のステッピングモータ駆動の車輪で移動します。前後左右に赤外線を用いた距離センサを搭載しています。ロボット上部には、前後左右の光量を計測する光センサを搭載しています。全ての方向の光を見逃さないように、12個の光センサを等間隔で設置し、3個一組で前後左右各方向の光を検出するようにしています。ロボットコンテストの課題は、距離センサで壁までの距離を知り、光センサでランプを見つけ、壁にぶつからないようにして、早くランプのそばに近づくことです。この制御をロボット内のマイコンにダウンロードしたプログラムで自律的に行います。動画でロボットにつながっているコードは電源用のコードで、パソコンとの通信用のコードではありません。
今年度はコロナ禍の中、リモートでもロボット作りができるように、ロボット作りの全工程の詳細な説明書と説明の動画を作成し、教員や先輩学生の指導がなくてもできるような体制を整えた上で、C7号館5階実習室とC8号館1階メカトロニクス実験室に分かれて、3密にならないように注意しながら、ロボット作りを行った。
ロボットコンテストを対面で行う予定でいましたが、1月上旬からの感染者の増大により、全員が集合してのロボットコンテストを取りやめ、オンラインでの実施としました。各班が密にならないように注意しながら、ロボットの動きの動画を撮影し、動画によるコンテストとしました。

キューブロボット

コンテストのフィールド


ロボット制作の様子



コンテスト結果

A地点、B地点、C地点からランプ近くに到達するまでのロボットの動画を各班で撮影し、各自で計測した結果でタイムトライアルを行った。下記の表は各地点からのロボットの動きの動画へのリンク(YouTubeに投稿した動画)と到達時間である。今年度はリモートでの動画での説明や2部屋に分かれてのロボット作りを行った。今年度は、C地点からゴールに到達できたロボットは21チーム中14チームと多く、コロナ禍で十分な指導ができなかったかもしれないが、自律的にロボット制作をして、C地点からのゴールに到達できたようである。
A地点 (s)B地点 (s)C地点 (s)順位
A--
22.12
8
B--
20.79
7
C-
7.07
-
D--
9.28
2
E
4.9
-
26.4
9
F--
81.55
11
G--
14.96
4
H-
28.06
-
I--
83.45
12
J--
4.3
1
K
4.14
--
L--
129.34
14
M--
11.55
3
N--
38.89
10
O--
16.44
5
P--
83.66
13
Q--
20.63
6
R
1.9
--
S-
22.68
-
T---

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