知能機械工学科

「ロボット知能化演習」ロボットコンテスト2020開催

ロボット知能化演習の課題

 ロボットものづくりの内、ロボット制御するソフトウエアに重きをおいた演習です。アクリル製の直方体の筐体で、2個のステッピングモータ駆動の車輪で移動します。前後左右に赤外線を用いた距離センサを搭載しています。ロボット上部には、前後左右の光量を計測する光センサを搭載しています。全ての方向の光を見逃さないように、12個の光センサを等間隔で設置し、3個一組で前後左右各方向の光を検出するようにしています。ロボットコンテストの課題は、距離センサで壁までの距離を知り、光センサでランプを見つけ、壁にぶつからないようにして、早くランプのそばに近づくことです。この制御をロボット内のマイコンにダウンロードしたプログラムで自律的に行います。動画でロボットにつながっているコードは電源用のコードで、パソコンとの通信用のコードではありません。
今年度はコロナ禍の中、リモートでもロボット作りができるように、ロボット作りの全工程の詳細な説明書と説明の動画を作成し、教員や先輩学生の指導がなくてもできるような体制を整えた上で、C7号館5階実習室とC8号館1階メカトロニクス実験室に分かれて、3密にならないように注意しながら、ロボット作りを行った。
ロボットロボットコンテストは、がC8号館1階のメカトロニクス実験室で2021年2月3日に開催されました。

キューブロボット

コンテストのフィールド


コンテストの様子



ロボットの動画

A地点からの制御B地点からの制御
C地点からの制御(1)C地点からの制御(2)

コンテスト結果

A地点、B地点、C地点からランプ近くに到達するまでのタイムトライアルを行った。下記の表は各地点からの最短タイムである。今年度はリモートでの動画での説明や2部屋に分かれてのロボット作りを行ったが、例年より指導がいきわたらなかったのか、ロボット作りに遅れが出て、最終的な調整が十分にできていないチームが多かった。今年度は、C地点からゴールに到達できたロボットは23チーム中2チーム、B地点からゴールに到達できたロボットは5チームと少なく、A地点からゴールに到達できたロボットも12チームと半分程度にとどまった。
A地点 (s)B地点 (s)C地点 (s)順位
A---
B2.36--
C---
D4.3--
E3.858.62-3
F2.87--
G---
H9.31--
I3.0869.17-5
J1.8922.5441.841
K11.0616.22-4
L5.72--
M31.23--
N7.39--
O---
P---
Q---
R2.7330.1578.762

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